映画『トップガン マーヴェリック』の感想とネタバレ:失っているからこそ、困難でも厳しく。

2022年/アメリカ/126分/アクション・戦争・ラブロマンス

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  • 目次
    • あらすじ
    • おすすめ
    • 感想
    • 3行ネタバレ
    • ネタバレ
    • 最後に


あらすじ

トップガンを卒業し30年、戦闘機パイロットのマーヴェリックは教官としてトップガンに戻ることになる。卒業生達を集め特殊任務に挑むパイロットを選抜するのだが、その中にいたかつての相棒グースの息子と対立する。そして特殊任務が近づくにつれチーム内に激しい対立が起こる。

おすすめ

・トップガンを観た人。

・戦闘機アクションが好きな人。

・人と人との熱いぶつかり合いが見たい人。

感想

『トップガン』から36年の時を経ての続編です。演出のファンサービスが素晴らしく、映画の始まりの構図や音楽が前作と全く同じであったり、マーヴェリックが使っているジャケットやサングラス、バイクも同じ種類の物を使っています。マーヴェリックがトップガンにバイクで向かうところなんかも同じですね。こんな感じで前作を観てから観たほうがより楽しめます。特に戦闘機のシーンは映像の技術もあがり、迫力も増しています。パイロット越しに見える背景も鮮明です。前作よりも内容がシリアスでマーヴェリックもいい年なのではしゃぎすぎず落ち着いたトムが観られます。髪型があんまり似合ってない気がしましたが、軍人なのでしょうがないですかね(笑)。

※以下ネタバレです。

3行ネタバレ

海軍トップパイロットであるマーヴェリックは特殊任務のパイロットを選別するためトップガンの教官になる。

選抜者の中には、今は亡きかつての相棒の息子”ルースター”がいて、対立しながらも任務成功のため、不可能に近い作戦の訓練をしていく。

作戦成功の確率が高いマーヴェリックが隊長となり、ルースターと共に任務を成功に導いたことで二人の軋轢が無くなっていく。

ネタバレ

海軍トップパイロットとして約30年働いていたマーヴェリック。現在開発中の戦闘機ダークスターでマッハ10で飛ぶためテストパイロットを行っている。マッハ10を試す当日、ケイン少将がやってくる。AIを研究しパイロットが必要無くなる戦闘機の開発を進める命令をしに来たのである。しかしケインが止めに来る前に勝手に飛んでしまうマーヴェリック。見事マッハ10に到達するが、上司に呼ばれトップガンに戻るよう異動命令が下る。

任務の目標はNATO条約に違反したウラン濃縮プラントを稼働するまえに破壊する。複雑な谷の中にあり、対空ミサイルや最先端の戦闘機が守っている。マーヴェリックは12人のトップガン卒業生を教え、特殊任務に行く6人を選ぶ事になる。その中には今は亡き元相棒グースの息子ルースターもいた。本来候補になかったマーヴェリックだが、艦隊司令官であるアイスマンが指名した。教官になるかパイロットになるかの2択を迫られる。

バーで考えごとをしていると、マスターが昔の恋人であるペニーだった。昔話をしていると卒業生12人がバーに揃ってくる。マーヴェリックは全員を少し観察してから店を出ていこうとすると現金が足らず、卒業生に店から締め出されてしまう。

訓練初日、ルースターと話すが対立してしまう。実力を測る基礎訓練で生徒たちに格の違いを見せつけるマーヴェリックだが、無茶な飛行指導で上司に怒られる。マーヴェリックは今のままでは生徒たちの飛行戦は使い物にならないと伝える。

ペニーの店に支払いに来るとペニーの娘アメリアと会う。その後ペニーの船の修理を手伝い、少し距離が縮まる二人。

特殊任務の疑似訓練である低空飛行訓練、初めは目標は軽くするが生徒はクリアできず、ギスギスしていた。あげく生徒の1人がルースターの過去を暴き、ケンカになったためこの日の訓練は中止になってしまう。その後、マーヴェリックはアイスマンに呼ばれ会いに行く。彼は病気で長く喋ることができなかった。生徒や任務の話をするが危険な任務やルースターとの関係に対し自信が持てず、パイロットの自分には教官は合わないと相談する。しかし、アイスマンは海軍にもルースターにもマーヴェリックが必要だと励ます。

チームのみんなとビーチアメフトを行い、交流を深める。その後ペニーを家まで送り一緒に過ごすが、アメリアが帰ってくる。見つからないようマーヴェリックは窓から出るが、ものすごく見つかってしまう。アメリアから『今度はママを大事に』と言われてしまう。

ある日、ウラン濃縮プラントの状況が変わりミッションが1週間早まってしまう。マーヴェリックより作戦の概要が説明されるが、敵からの反撃を最小限に抑えるように飛ぶには厳しい飛行をしなければいけなかった。がむしゃらに訓練する生徒たちだが一機にアクシデントが起こってしまう。仲間の危険を父親と重ね落ち込むルースターをマーヴェリックは励まそうとするが衝突してしまう。

アイスマンが病気で亡くなってしまったことでマーヴェリックは教官を外されてしまう。ペニーに除隊を伝えに行くが、諦めないでと励まされる。翌日、マーヴェリックは無許可で戦闘機に乗り、ミッションが可能なことを証明し、編隊長に選ばれる。

ミッション当日、自分の僚機をルースターに指名する。飛行前、緊張しているルースターを励ますマーヴェリック。

無事爆撃は成功させるが、逃げている途中にマーヴェリックが被弾してしまう。脱出していたがヘリに追撃されそうなところをルースターが助ける。が、ルースターも被弾してしまう。2人で合流後に敵の戦闘機を盗み空母へ戻ろうと飛ぶがが敵機に見つかってしまう。性能の差をテクニックで埋め、敵機を撃墜するマーヴェリック。安心したのもつかの間、もう1機に狙われる。武器も障害物もない海上で後ろを取られ絶体絶命だったが、仲間が助けに来る。帰還後皆に賞賛され、ルースターと和解する。

最後に

前作に出た元相棒やライバルは今回関係していて、ライバルだったアイスマンとのやりとりで二人の友情の長さを想い、なんだか胸熱でした。元相棒グースの息子であるルースター役の方がグースに似ているのはすごい配役だと思いました(笑)。ヒロインは変わってしまい、前作には出ていないキャラなのですが、実は名前だけは出ていたみたいです。話によるとくっついたり離れたりを繰り返していたようです。そのためアメリアが『今度はママを大事に』というセリフがあったんですね。

ネタバレでは割愛しましたが、最後のシーンではルースターがマーヴェリックの家の中で、グースや自分の写真が飾られているのを見てほほ笑みます。マーヴェリックはその場面を見てはいませんが、鑑賞していた僕としてはマーヴェリックの荷が一つ降りたような気がして感動しました。

ぜひ前作合わせて観てほしいです。

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