映画『ドリーム~狙え、人生逆転ゴール~』感想とネタバレ:実話を元にしたヒューマンドラマ。

2023年/韓国/127分/ヒューマンドラマ・コメディ・実話

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  • 目次
    • あらすじ
    • おすすめ
    • 感想
    • 3行ネタバレ
    • ネタバレ
    • 最後に


あらすじ

不祥事を起こしたサッカー選手が好感度を取り戻すため、ホームレスワールドカップ(サッカー国際大会)のチームの監督を任される。ホームレスやプロデューサーと衝突しながら闘っていく。

おすすめ

・みんなで何かを成し遂げる映画が好きな方。

・ノンフィクション好きな方。

感想

奥さんが主役のパク・ソジュン好きなため付き合って観ました。ホームレスワールドカップというのがあることを初めて知りました。世界に共通する貧困という問題や人間の可能性について世界中に人々に考えてもらい、同時に貧困状態にある人たちに楽しみや喜び、希望を感じるきっかけをつくるためだそうです。2003年から始まり、これまでいろんな国で開催されているそうです。日本も代表チームを『野武士ジャパン』と命名し、何度か出場しているみたいです。実際のサッカーより狭いコートでプレイ人数も少なく、さらに一生に一度しか出られないみたいです。

はい、映画の感想です。

ストーリーとしては、問題を解決、また問題を解決としていくうちにみんなの絆が深まっていき、いざ本番へ~というよくある流れです。ただ恋愛要素が入ってなかったため、その部分は好みが分かれるかなと思います。衝撃的な結末!というのは無く、登場人物同士の絆を楽しむという感じです。

韓国の映画を観て感じたのですが、役名が全然覚えられなかったです。主人公の名前すら終盤でやっと覚えました。僕だけかもしれませんが・・・。

主人公含むホームレスやプロデューサーなど全員クセ強いため主役のパク・ソジュンが色々巻き込まれ、情けなかったり格好悪かったりします。パク・ソジュンがこういうキャラを演じているのをあまり観ないので、ファンにも新鮮かもしれません。

※以下ネタバレです。

3行ネタバレ

問題を起こしたプロサッカー選手兼タレントのユン・ホンデに好感度アップのためホームレスワールドカップの監督になるよう命令される。

上手い人よりネタになりそうな選手を選ばされ、四苦八苦するユン監督。

本番のホームレスワールドカップでは出場チーム中最下位になってしまうが、一番人気になり最優秀新人チーム賞に輝く。

ネタバレ

サッカー選手兼タレントのユン・ホンデは母親が詐欺をして指名手配されています。ある日の試合後、母親に対して失礼な質問をする記者に目潰しをして炎上します。好感度回復のため事務所の社長からイ・ソミンプロデューサーと組んでホームレスワールドカップの監督になり、ドキュメンタリー番組を作るよう命令されます。メンバー選出のためオーディションを行いますが、ソミンから運動能力では無くドラマ性がある人を選ぶように言われます。

ある夜、母親がお金をもらいに来ます。お金の件は断りますが、母親から恋人がいることを告げられて去られます。

練習を進めつつ、ユンとソミンはメンバーと親しくなろうとしたり番組用の映像を撮ったりしていきます。そこでメンバー一人一人の背景が見えてきます。(割愛させてください^^;)

チームは小学生との練習試合を重ね、段々チームとしての実力を上げていきます。しかし、制作側は援助金を断られてしまい今年の出場が危うくなってしまいます。話し合い中、ユンの元へ電話があります。おそらく警察からで、母親が捕まったという連絡だったのでしょう。場面が変わり拘置所のようなとこでユンは母親と話しています。帰り際に縁を切ろうと母親に言い放ちます。その帰り、ユンはあるメンバーの彼女が不良達に絡まれているのを見つけます。助けに入り、ケンカになりますがユンは圧勝します。しかし、それが元で再度炎上します。

ユンは行方をくらませますが、チームメイトやソミンが警察に抗議し、正当防衛が成立します。ヒーローだと讃えられたユンの好感度は回復し、その影響でクラウドファンディングの募金も集まり始めます。炎上も無くなりユンもチームへ復帰します。大会が近くなってきたある日、事務所の社長がさらなる好感度をあげるためジャングルで撮影するドキュメンタリー番組に出るようユンに指示します。それは大会と日程が同じのため、どちらかを選ばなくてはいけません。ユンは母親のために番組に参加することを決意し、大会には行けないことをチームに伝えます。

大会前日、保釈した母親と過ごすユン。母親は『親に従わなかったあんたはまともに育ったわ』とユンに伝え、『サッカーなんて馬鹿らしいことやらないで金になるジャングルへ行きなさい。』とユンの背中を押します。

大会当日、空港を歩くチームの横をちゃっかり歩くユン。まともに生きるため母親に逆らいました。会場のブタペストに着いたチーム、開会式を終えコスタリカとの試合が始まります。あまりの実力差のため12対0で敗北。ユンも監督として何もできず、チームも落ち込みます。初日の夜に祭りがあり、羽目を外した1人が腕にケガをします。

2日目、傭兵制度を使い、ブラジル選手を2人雇います。8対3で勝ちますが’’韓国チーム’’が勝ったとは言えない内容でした。話合いの末、負けてもいいから自分たちで戦いたいと傭兵はメンバーから外し、次の試合に臨みます。覚悟ができたチームは絆も強くなり動きがよくなります。前半は0対4とそこまで差は開きませんでしたが、選手達は満身創痍です。しかしハーフタイムにお互いを励まし合い、士気が上がります。後半が始まり、ドイツチームにくらいつきます。すると観客が韓国チームの応援をしてくれるようになりました。逆転は無理だが、1点だけでも決めたいとふんばります。そして居合い終了間際エースが1点決めます。負けてはしまいますが、選手も会場も韓国チームが勝ったような騒ぎになります。大会の成績としては1勝10敗の最下位でしたが、大会中に最も人気を得たチームとなり、2010年の最優秀新人チーム賞を受賞します。

帰国後、ソミンの作った番組は大きな反響を得ます。チームメイトの周辺も少し変わり、みんな前向きに過ごしていきます。ユンもプロサッカーに復帰し、試合を行います。そこにはチームメイトや母親、ソミンが応援に来ています。そしてユンがヘディングシュートをして終わります。

最後に

ユンは母親の影響やクセの強いチームメイト、結果を求める事務所やソミンのせいで中々きつい立場にあります。目潰しは自分のせいだとしてもなんだかんだ頑張ったのはユンが元々努力の人間であるからですね。プロの同じチームには絶対的なエースが居て、ユンはその人を超えるためずっと努力をしていました。復帰した後にはエースの座を奪ってほしいものです。

映画内のホームレスワールドカップなんですが、韓国チームの弱さを際立たせるためなのか、他のチームの選手は全員若いし身体が出来上がっています。それが普通なのかはわかりませんが、ホームレスなのにいい身体なのがなんか不自然でした(笑)。

パク・ソジュンファンでも、サッカーファンでもヒューマンドラマファンでもどれかに当てはまったら観ていいんじゃないかと思います。

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