映画『もしも昨日が選べたら(click)』感想とネタバレ:ただのコメディかと思っていたら・・・

2006年/アメリカ/107分/コメディ・ヒューマンドラマ

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  • 目次
    • あらすじ
    • おすすめ
    • 感想
    • 3行ネタバレ
    • ネタバレ
    • 最後に

あらすじ

家族よりも仕事を優先して生きてきたマイケル。ある日万物に使える万能リモコンを手に入れる。便利な機能に喜びより一層仕事に励むマイケルだが・・・。

おすすめ

・クスっと笑いたい人。

・泣きたい人。

・大切な家族がいる人。

感想

すごく泣かされました。自分史上一番泣きました。ハードルを上げてしまったらごめんなさい。少し下品なコメディかと思ってぼーっと見ていたんですが大満足でした。マイケル役のアダム・サンドラーファンにもなりました。家族の大切さや何気ない日常の大切さが描かれています。自分がしてあげたい家族の幸せと、家族がしてほしい幸せがすれ違ってしまうともったいないですね。日本人が全然日本人じゃなかったのが違和感でした。

※以下ネタバレです。

3行ネタバレ

家族より仕事優先のマイケルが時間さえ操作できる万能リモコンを手に入れる。

リモコンの学習機能でマイケルがめんどくさいと思った事をどんどん早送りしてしまい家族との時間が無くなる。

家族を失い、大切さに気付いたマイケルだが、病気で死んでしまう・・・という夢を見て、家族優先に生きていく。

ネタバレ

家族よりも仕事優先の設計士のマイケル。妻のドナと息子のベンジャミン、娘のサマンサと暮らしている。家族のイベントや仕事のプレゼンで失敗しイライラしていた。ひょんなことからイライラはマックスになり、万能リモコンを売っていう店を探しに行く。偶然入った寝具店内を探し回るがなかなか見つからず、疲れてベッドに飛び込むとそこから『その他』と書かれた裏口を見つける。そこに居たモーティから万能リモコンを無料でもらう。帰ってリモコンを使い始めると犬にも効果があることに気づく。翌日、モーティの元へ向かい機能の説明を受ける。このリモコンは新羅万象、あらゆるものに使えると説明される。企画していた家族キャンプを中止した代わりに、子供たちの友達や両親を呼んで家でお泊り会をやることになる。マイケルは集中できる夜まで早送りする。早送り中は簡単な会話しかできず、感情に抑揚もない’’自動操縦’’状態となっていることを知るが特に気にしていなかった。その後も渋滞や体調不良の期間などめんどくさいことはドンドン早送りしていくマイケル。

ある日、仕事が上手く行き、昇進したと思いドナと子供にプレゼントを買うマイケル。喜んでいたが昇進はプロジェクトが完全に成功するまで保留と社長に言われてしまう。ドナが子供たちにプレゼントを返却しようと説得中、悲しむ子供たちの声に耐えられないマイケルは昇進するまで早送りしてしまう。マイケルは2か月ほどと思っていたが、早送りは1年間かかっていた。その間もマイケルが早送りするであろう場面をリモコンが記録し、その場面になると勝手に早送りするよう学習してしまっていた。1年の間”自動操縦’’になってたため、ドナは自分に愛想をつかされたと思っており夫婦関係は冷めていた。

リモコンの学習機能に気づき早送りになりそうな場面を避けて出勤するマイケル。社長がモロッコに移住することになり、後釜に一人選ぶがその後はマイケルに社長を任せると言われる。昇進のタイミングとリモコンが反応し、また勝手に早送りしてしまう。今度は10年早送りしてしまう。自分はものすごい太っていていつもの自宅には居なかった。状況を確認するため家に行くとドナとは離婚していた。口論中に足を滑らせ頭を打ってしまうマイケル。体調不良となったためリモコンが反応し、6年早送りしてしまう。

退院し、仕事に行くとベンジャミンが働いている事を知る。話しているうちに父親が亡くなっていることを聞く。巻き戻しで父親に最後に会った場面を観るマイケル。そこには息子と父親に対して無愛想な態度を取る自分がいた。戻ってきたマイケルはモーティから死の天使であることを伝えられる。自分も狙われると思い恐ろしくなったマイケルはリモコンで楽しい場面まで早送りする。

気付いた時はベンジャミンの結婚式だった。子供たちの成長やまだ生きている母親に再会するがダンスの途中に心臓発作で倒れてしまう。見舞いに来たベンジャミンが奥さんよりも仕事を優先しようと知ったマイケルは満身創痍の体で雨の中息子を追うが倒れてしまう。駆け寄ってきた家族達に一言ずつ伝えるとモーティに連れていかれてしまう。

そしてマイケルは寝具店のベッドで目を覚ます。今まで体験した人生は夢だった。これから人生をやり直せると喜ぶマイケルは両親や家族に愛を伝えて回り映画は終わる。

最後に

最終的には夢落ちというやつなので、終わり方は賛否両論かと思います。夢落ちはなんでもありになっちゃうので僕も好きではないのですが、ベッドに飛び込む伏線と、目を覚ましたマイケルが子供みたいに嬉しそうだったのですんなり受け入れられました。リモコンの機能を使ったならではの父親から何度も『愛している』と聞くマイケルのシーンには涙腺崩壊です。わかりやすいくらい失って初めて気づくという事の表現ですね。その後再会する母親に柔らかく接するマイケルにもウルっときます。

こんなリモコンを手に入れたら皆さんはどんな風に使いますか?僕は早送りこそ遠慮しますが、『今日ってなんの日か覚えてる?』のようなドキドキする質問を巻き戻し能力でクリアしたいと思いました。あとは音量下げるのも地味に便利だなぁ。個人的にはあまりメジャーな作品じゃないと思っているのですが、最もおすすめしたい作品の一つです。ちょっと下ネタ部分も強いのでそこだけは注意してください(笑)

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